開運、運気アップ、縁結びといった言葉に人は惹かれるものだ。そう、我々はどこかで幸運という青い鳥を探して生きているのかもしれない。日本人が温泉好きなのも、頭の中のどこかで温泉が幸せになれる場所という共通認識があるからだろう。温泉地という場所がもたらす転地効果で、日頃から離れた場所にいくとリラックスした気分になるということが学問的にも示されている。また、温泉地といえば大自然の中にあって、昔からの景観が大切に守られていることが多い。そんな場所にあるのがパワースポットだ。
日本三名山のひとつである白山を望む加賀の國温泉の6温泉街周辺には、北陸随一のパワースポットとして知られる白山比咩神社をはじめ、恋愛運、金運、勝負運などの開運スポットがたくさんある。さらにはこの地域ならではの大自然の絶景もいってみれば人に元気を与えてくれるパワースポット。もちろんご利益を求めるのもいいが、道中で街並みや自然の風景を眺めるだけでも楽しい。下記では地元人がおすすめするパワースポットをご紹介。ディープな癒しを探しに、出かけてみてはいかがだろうか。
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金劔宮
白山七社のひとつに数えられる
金運上昇で知られる神社。紀元前95年創建、白山信仰に関係する神社7社の白山七社のひとつとして、北陸最古の神社と伝えられる。古くは「剱宮(つるぎのみや)」と呼ばれ、金運上昇に御利益があると言われる。毎年10月上旬のほうらい祭りでは地域を挙げて盛り上がりを見せる。
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白山比咩神社
縁結びのご利益で知られる
日本全国の白山神社の総本宮。霊峰白山を御神体とする全国に約3千社ある白山神社の総本宮。御祭神は白山比咩大神(しらやまひめのおおかみ)、別名・菊理媛神(くくりひめのかみ)。縁結びの神社として知られ、様々なご縁を祈願する人たちが訪れている。
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白山白川郷ホワイトロード
雄大な大自然をドライブしながら、
霊峰白山のパワーを充電。白山・加賀温泉郷と世界遺産白川郷や飛騨高山(岐阜県)を結ぶ白山国立公園内のドライブコース。白山はもちろん、立山、穂高岳をはじめ連峰の大パノラマを眼前で楽しむことができる。白山国立公園内ならではの原生林や高山植物などを眺められる。
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七ツ滝
季節の移ろいを肌で体感できる
大自然のパワースポット。「大滝」と呼ばれる一の滝、落差約10mの二の滝など、大小七つの滝からなる名所。遊歩道が整備されており、散策しやすいのが特徴。四季折々の風景はもちろん、豊かな自然環境の中でゆったりとした癒しのひとときを過ごすことができる。
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那谷寺
良縁を引き寄せるスポットが点在する
雄大な自然の中に佇む古刹。717(養老元)年泰澄大師により開創。古来より縁結びの神様として信仰され、神秘的な奇岩の下に庚申さんがお祀りされている。カップルで訪れた方に人気のお参りスポット。現在は7棟の国重要文化財と、名勝庭園があって、新緑も紅葉もみごと。
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諏訪宮莵橋神社
安産の神様がお祀りされている
加賀國総鎮守「おすわさん」。創建1300年、「おすわさん」と呼ばれ親しまれている古社。春季例大祭は「お旅まつり」で、北陸三大祭りの一つに数えられる。安産の神様がお祀りされていることから石川県屈指の安産祈願スポットとして有名で県外からも安産祈願客が訪れている。
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安宅住吉神社
難関突破の御神徳を授けてくれる
地元住民の心の拠りどころ。日本海を望む北國の港・安宅の地にある神社。「安宅の住吉さん」として親しまれている。境内に安宅の関跡があり、義経と弁慶の勧進帳の伝承から全国唯一の難関突破の守護神として、人生、商売、受験などのご利益があるといわれる。
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服部神社
願い事を一言だけ聞いてくれるという
鳥居の横にちょこんとある「一言地蔵」。山代温泉の鎮守として天羽鎚雄神(あめのはづちをのかみ)、菊理媛神(くくりひめのかみ)、山代日子命を祀る。境内には、樹齢200年以上の巨樹がある。神社入口の鳥居脇にあるお地蔵様は「一言地蔵」と呼ばれ、お願いを一言だけ聞いてくれるという。
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愛染寺
恋愛の願いを書き入れると叶うとされる
はめ込み式の「一心絵馬」で有名。片山津温泉の守護寺。愛称は「お薬師さん」。縁結びスポットとして知られ、ハート型にくり抜かれた真っ赤な絵馬「一心絵馬」に願い事を一つ書くと願いが叶うとされている。8月に行われる「燈籠流し」は幻想的。境内から望む白山が絶景。