日本人は温泉が大好き。なんと日本全国に温泉地は3000か所以上、源泉は2万7000本以上あり、古くは「風土記」や「万葉集」に温泉療養についての記述があるなど、日本人にとってなくてはならないものだ。元は湯治としてはじまったその歴史だが、今では健康維持はもちろん、観光やレジャーなど楽しみ方はいろいろ。今、多彩に進化する温泉の魅力って?湯治だけじゃない、温泉の魅力について掘り下げてみよう。
地元の人に愛称で呼ばれる神社や由緒のある古刹が点在し、懐かしい雰囲気がただよう温泉街。地元の人には日常の風景でも、その美しさや希少さに驚くことは少なくない。湯に浸かって部屋でのんびりと過ごすのもいいが、その土地の歴史や伝統を肌で感じ、地元で長く愛される魅力を発見するのは楽しいものだ。さあ、癒しの源を探しにプチ旅へ!
南加賀の山中、山代、片山津、あわづ、辰口、白山の6温泉からなる「加賀の國温泉博」をご紹介。
芭蕉も愛した渓谷の湯
趣ある「湯の曲輪」の湯治場
風光明媚な湖畔の湯
北陸最古の温泉
鏡花ゆかりの里山の湯
白山から日本海まで、15の温泉